日本語教育
日本語の大切さ
言語的にも文化的にも様々な背景を持つ子どもたちが共に学んでいます。その中でも、大多数が日本語を母国語に持つ子どもたちです。そこで当学園では、言語の発達が盛んな幼児期に、バイリンガル教育の中でしっかりと母国語(日本語)で『言葉の軸』を築き、年齢相応の国語力を育むことが重要だと考えています。母国語が伸ばすことで、言語の基礎を育み、第二言語である英語の習得にも繋げます。
子どもたちは日本語(言語)を習得するだけでなく、日本の長い歴史の中で育まれてきた文化や伝統の豊かさを遊びや体験を通して学ぶことができます。
日本語で行われる授業
探究学習
一つのテーマを英語の時間と日本語の時間の両方で探究していきます。そうすることで、一つの物事に言語によって異なる名称があることを知るだけでなく、考え方や物事の理解に繋がります。
日本語科クラス
子どもたちは友だちや教師と日本語でコミュニケーションをとります。この授業では日本で親しまれている絵本の読み聞かせや、童謡・手遊び歌、伝統行事の体験(節分や七夕など)、日本の伝承遊び、さらに季節にちなんだ工作も行います。
ひらがなやカタカナ、簡単な漢字を用いた文字の読み書きは大切な活動の一つです。絵日記および、友だちや大切な人へのお手紙など、子どもたちは文字を使って自分の思いを伝えたり読み書きしたりする楽しさを感じながら学びます。
数量や図形などの学習は、英語で学ぶだけでなく、日本語でも同じ学習内容に取り組むため、子どもたちは二言語で算数の概念を学ぶことで理解を深めることができます。
日本語科で養う力
- 発想力や思考力を育む。
- 脳に刺激を与え、脳を鍛える。
- 聞いて理解する力・自分の考えを表現する力を高める。
- 興味や関心の幅を広げ、自ら様々な視点で物事を捉える。
- 日本の行事の話や歌・製作を通して、日本の文化に触れて学ぶ。
- 日本語の正しい言葉遣いや日本人としての礼儀を知る。
- 授業と家庭での反復学習を通して、学習習慣を身につける。
- 日英両言語で、具体物を用いた活動を通して算数の基礎となる考え方を学ぶ。
- 英語科と日本語科で連携し、共通の算数の学習内容をもとに、学びを深める。